ウィリアム・バロウズ　William Burroughs

ウィリアム・バロウズことウィリアム・シーワード・バロウズ( William Seward Burroughs )は米国の作家です。ウィリアム・リー( William Lee )という筆名でも知られています。1914年2月5日にミズリー州セントルイスで生まれ、1997年9月2日にカンザス州ローレンスで死去しました。1953年に自身の体験に基づく「Junkie」発表しました。続いて1959年「Naked Lunch」、1961年「The Soft Machine」などの小説により、1950年代後半の”ビート世代”( Beat Generation )の代弁者としての地位を確立しました。以降の小説は1963年「Nova Express」、1971年「The Wild Boys」、1981年「published Cities of the Red Night」などがあります。
裸のランチ (河出文庫)
裸のランチ (河出文庫)
河出書房
ウィリアム・バロウズ[著]
鮎川信夫[訳]
ローリー・アンダーソンはバロウズの世界観に触発され「Language Is a Virus」を作りました。
裸のランチ
裸のランチ
河出書房
ウィリアム・バロウズ[著]
鮎川信夫[訳]
ソフトマシーン
ソフトマシーン
ペヨトル工房
W・S・バロウズ[著]
山形浩生[訳]、曲 守彦[訳]
登場人物 Uranian Willy = Heavy Metal Kid がギターを弾く音を形容する語句が、音楽用語へヴィ・メタルの語源です。
ステッペン・ウルフのジョニー・ケイは、この書の中から、1966年のヒット曲「Born To Be Wild」の歌詞に、”heavy metal thunder”という語句を引用しています。
猛者(ワイルド・ボーイズ)―死者の書
猛者(ワイルド・ボーイズ)―死者の書
ペヨトル工房
W・S・バロウズ[著]
山形浩生[訳]
関連CD/DVD
Steppenwolf (BORN TO BE WILD)
Steppenwolf (BORN TO BE WILD)
Steppenwolf
[収録曲]
  1. Sookie Sookie
  2. Everybody's Next One
  3. Berry Rides Again
  4. Hoochie Coochie Man
  5. Born To Be Wild
  6. Your Wall's Too High
  7. Desperation
  8. The Pusher
  9. A Girl I Knew
  10. Take What You Need
  11. The Ostrich
Steppenwolf - Born To Be Wild
ダイアモンドの犬(紙ジャケット仕様)
ダイアモンドの犬(紙ジャケット仕様)
デヴィッド・ボウイ
[収録曲]
  1. 未来の伝説
  2. ダイアモンドの犬
  3. 美しきもの
  4. キャンディデイト
  5. 美しきもの (リプライズ)
  6. 愛しき反抗
  7. ロックン・ロール・ウィズ・ミー
  8. 死者の世界
  9. 1984年
  10. ビッグ・ブラザー
  11. 永遠に周り続ける骸骨家族の歌
バロウズは欧州で勃興したダダイズムで編み出された文体の記述方法を、自己流に咀嚼して作品を書きました。いくつかの文章をバラバラに切り刻んで、無作為に抽出して連結し、偶然の結果によって新しいイメージを作り出すというものです。
デヴィッド・ボウイはこの”カットアップ”の手法を歌詞作りに援用しています。

※作品そのものはジョージ・オーウェル( George Orwell )の小説「1984」から示唆を受けて作られています。
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