ベイビー・テイト Baby Tate

1916年8月28日にジョージア州エルバートンで生まれました。本名はチャールズ・ヘンリー・テイト( Charles Henry Tate )です。南キャロライナ州グリーンヴィルで育ち、エルバートンにやって来たブラインド・ブレイクの演奏を聞いて影響され、地元で演奏を始めました。やがてジョー・ウォーカー( Joe Walker )、ルーズベルト・ベイビー・ブルックス( Roosevelt "Baby" Brooks )と三人でバンドを組み、地元で1932年まで活動しました。キャロライナ・ブラックバーズ( The Carolina Blackbirds )として、地方のラジオ局WFBCにも出演しました。しかし、1930年代は生活のためにレンガ職人として働き、音楽活動は停止しました。第二次世界大戦中は歩兵として従軍し、1946年までイングランド西部に行っていました。1950年には Kapp label に数曲を録音しました。その後、サウス・キャロライナ州スパータンバーグに転居し、ピンク・アンダーソン( Pink Anderson )と組み、アンダーソンが脳卒中で倒れる70年代までデュオで活動を続けました。1962年に単独アルバム「Blues of Baby Tate: See What You Done Done」を録音しました。サム・チャーターズ( Sam Charters )の記録フィルムにも登場しています。60年代は断続的にハーピストのペグ・レグ・サム( Peg Leg Sam )やブルックス、マッキンレー・エリス( McKinley Ellis )と活動しました。1970年と71年には、ピーター・ロウリー( Peter B. Lowry )の手で60曲近く吹き込んでいます。これらはテイトが生存中には発売されませんでした。1972年の春に、ロウリーの尽力でニューヨーク市ニューパルツにあるニューヨーク州立大学でコンサートを開きました。テイトは心臓発作のため、1972年8月17日にサウスキャロライナ州コロンビアで死去しました。
See What You Done Done
Baby Tate
[収録曲]
  1. See What You Done Done
  2. Dupree Blues
  3. What Have I Done To You
  4. Baby, I'm Going
  5. Hey Mama, He Pretty Girl
  6. When Your Woman Don't Want You Around
  7. My Baby Don't Treat Me Kind
  8. Trucking Them Blues Away
  9. Baby, You Just Don't Know
  10. Lonesome Over There
  11. Thousand Woman Blues
  12. I Ain't Got No Loving Baby Now
Baby Tate - Dupree Blues
Baby Tate - What Have I Done To You? (1961)
Baby Tate - Bad Blues