バロン吉本

1940年に旧満州(中国東北部)に生まれ、鹿児島県で育ちました。1950年に貸本誌『街』に投稿した吉田正の名前を使った作品「はしいなあ」で新人特別賞を受賞しました。その後、横山まさみちの助手を経て、1961年に独立し、1970年より『週刊漫画アクション』にて「柔侠伝」の連載を始め、「昭和」、「現代」、「男」、「日本」、「新」の6部に渡る人気となりました。
柔侠伝 上巻
明治時代を駆け抜けた柔術家の生涯を描いています。柳勘九朗が講道館柔道との対決を経て満州へと渡り、馬賊となって大陸を舞台に活躍する冒険活劇です。彼の子供、勘太郎を主人公にした「昭和柔侠伝」、さらにその子の代の「現代柔侠伝」と物語は引き継がれていきます。