ダニエル・ラノワ Daniel Lanois

カナダ出身の音楽プロデューサーでありミュージシャンです。1951年にケベック州ハルで生まれ、その後、オンタリオ州ハミルトンに移りました。音楽学校に入学すると、クラリネットの教師を探しましたが出会えず、スティール・ギターを習いました。自宅の地下室を改造して録音スタジオを作り、一通りの録音技術を習得し、やがて、デモ・テープがブライアン・イーノ( Brian Eno )の耳に留まり、彼の幾つかの作品にエンジニアとして参加しました。やがて、イーノの片腕としてU2の共同プロデュースを手掛け、その後はニューオーリンズに移り、世界を股に活動を始めました。また、1989年に自己名義アルバム「アカディ」を発表し、2007年には自身のレーベル、レッド・フロア( Red Floor Records )を立ち上げました。2009年になると自身のウェブ・サイトで配信限定で提供する音源集「The Omni Series」を発表しました。2010年にはトリクシー・ウィートリー(vo)、ブライアン・ブレイド(dr)、ダリル・ジョンソン(b)と共にブラック・ダブ( Black Dub )というバンドを結成し、アルバム「Black Dub」を発表しました。現在はロサンジェルスに在住しています。その他のアルバムは、1993年「フォー・ザ・ビューティ・オブ・ウィノナ」、2003年「Shine」、2007年「Where Is What Is」,2010年「Black Dub」などがあります。プロデュースした作品はU2の「焔」、「The Joshua Tree」、ピーター・ガブリエルの「So」、「Us」、ボブ・ディランの「Oh! Mercy」、ネヴィル・ブラザーズの「Yellow Moon」、エミルー・ハリスの「Wrecking Ball」、その他にロビー・ロバートソン、ウィリー・ネルソンなどがあります。
2012年1月16日、18日にビルボード東京でライヴ演奏を行いました。2013年7月29日、31日、8月1日に来日公演でした。