デイヴィ・グレアム　Davy Graham

1960年代初頭の英国のフォーク界に革新をもたらし、バート・ヤンシュ、ジョン・レンヴォーンからジミー・ペイジまで幅広い影響を与えたギター奏者です。
1940年11月26日にイングランドのレイセスターシャー地方ヒンクリーで生まれ、2008年12月15日にロンドンで死去しました。幼い時からハーモニカとピアノに親しみ、自己流で演奏していました。10代の時にスティーヴ・ベンボウ( Steve Benbow )（軍務で世界を回り、モロッコ音楽から影響を受けたフォーク・ギター・プレイヤー）に感化されました。18歳からギリシャ、北アフリカ、パリなどを回って街頭演奏した後、1962年にEP盤「3/4 AD」を出しました。この中の曲「Angi」はバート・ヤンシュやサイモン・アンド・ガーファンクル、チキンシャック、ジョン・レンボーン、ゴードン・ジルトラップ、クライヴ・キャロルなどに追演されました。1963年には初アルバム「The Guitar Player」を発表し、ソニー・ロリンズ、キャノンボール・アダレイ、ポール・デスモンドなどの楽曲をアコースティック・ギターで演奏して、評論家の高い評価を受けました。以降、1964年「Folk, Blues and Beyond」、1968年「Large as Life and Twice as Natural」、1969年「Hat」、1976年「All That Moody」、1978年ｎ「The Complete Guitarist」、1979年「Dance for Two People」、1985年「Folk Blues and All Points in Between」、1991年「Playing in Traffic」、1996年「The Guitar Player ... Plus」、1997年「After Hours」、2007年「Broken Biscuits」などがあり、死後に出たアルバムは2009年「The Best Of Davy Graham (A Scholar & A Gentleman) 」, 2012年「Anthology-Lost Tapes 1961-2007」があります。

※「All That Mood」以降のアルバムでは Davy Graham は Davey Graham と表記されています。