ジョゼフィーン・ベイカー　Josephine Baker

1906年6月3日にミズーリ州セントルイスで生まれ育ちました。本名はフレダ・カースンです。地元のクラブで踊り子をしていましたが、抜群の身体能力を活かしてニューヨークへと進出しました。ミンストレル・ショウで踊っていた時に、パリの米国大使館に勤める外交官の夫人キャロライン・ダドリー・レーガンの目に止まりました。米国内の黒人差別に嫌気が差していた彼女は、新天地を求め、1925年の19歳の時に仏蘭西のパリに渡り、10月2日に初演したテアトル・シャンゼリゼ公演が絶大な評判となりました。初録音は1926年で、以降の録音はすべてパリです。仏蘭西人と結婚し、仏蘭西国籍を取得しています。1975年4月10日に脳梗塞の発作に襲われ、パリのラ・サルペトリエール病院に収容され、意識不明のまま4月12日に息を引き取りました。享年68歳でした。