ラナ・デル・レイ　Lana Del Rey

ラナ・デル・レイ( Lana Del Rey )ことエリザベス・グラント( Elizabeth Grant )は1986年6月21日にニューヨーク市郊外のレイクブラシッドで生まれた自作自演歌手です。WikiPediaでは「芸名は古のハリウッド女優ラナ・ターナー( Lana Turner )とフォード車のフォード・デル・レイ( Ford Del Rey )から合成したもの」となっていますが、本人は出鱈目だと否定しています。ただ、ラナもデル・レイも響きが良かったからだと言っています。”ギャングスタ界のナンシー・シナトラ”( Gangsta Nancy Sinatra )を自称し、自身の音楽を”ハリウッド・ポップ/サッドコア”と呼んでいます。
ニューヨーク北部で育ち、マンハッタンやブルックリンの学校に通い、地元でリジー・グラント( Lizzie Grant )名義で小さなライヴを行っていました。エルヴィス・プレスリーやボブ・ディラン、ジェフ・バックリー、カート・コバーンなどを好んで聞いていたそうです。17歳で曲を書き始め、音楽ヴィデオを作り、ネット上で公開してきました。ハイ・スクール卒業後、ニュージャージー州でトレイラー・ハウスに暮らしながら、アコースティック・ギターを抱えてクラブに飛び入り演奏するなどして活動しました。2010年の20歳の時にデヴィッド・カーン( David Kahne )がプロデュースしてEP「Kill Kill」を出しましたが、商業的には失敗して、失望した彼女はしばらく音楽界から距離を置きました。しばらくの充電期間を過ごした後、2011年の春に自ら監督・制作した「Video Games」をYoutubeにアップロードすると、1ヶ月の再生回数が200万回を突破して話題となりました。BBCラジオ1のDJフィアーン・コットンが取り上げるようになり、それを機にインタースコープと契約しました。女優のジェシカ・アルバやDJ/プロデューサーのディプロがファンであることを公言しています。
2012年3月8日に来日公演しました。