ピーター・グリーン　Peter Green

1946年10月29日に英国ロンドンのベスナルグリーンで生まれました。本名はピーター・アレン・グリーンバウム( Peter Allen Greenbaum )と言います。11歳の時にシャドウズ( The Shadows )を聞いてギターに開眼し、その後、スキッフルを通してブルースに傾倒しました。B.B. Kingの強い影響を受け、アイルランドのB.B. Kingと呼ばれました。いくつかのバンド活動を経て、ロッド・スチュワートらとショットガン・エクスプレスを組みましたが、同年にジョン・メイオール&ブルース・ブレイカーズにエリック・クラプトンの後釜として加入し、1967年のアルバム「A Hard Road」で知名度を挙げました。1968年にはピーター・グリーンズ・フリートウッド・マックを結成し、1969年「Albatross」、1968年「Black Magic Woman」、1970年「The Green Manalishi (With the Two Prong Crown)」などを作りました。しかし薬物を乱用していた彼は、1970年5月に脱退し、ソロ・アルバムを1枚作った後に精神病の治療のために入院し、音楽の世界から姿を消しました。その後、1979年に復帰しています。
偏執狂的なマイナー・スケール弾きに特徴があり、『黒い魔法使いの女が、俺の心を石にした』と歌う、サンタナが追演した「Black Magic Woman」は、オーティス・ラッシュ( Otis Rush )の「All Your Love」を下敷きにして書かれました。
2002年に来日公演をしています。
遺族が代理人を通じて公表した声明によると、2020年7月25日までに死去したとのことです。