サム・アンド・デイヴ Sam & Dave

サムことサミュエル・デイヴィッド・ムーア( Samuel David Moore )(1935年10月12日、フロリダ州マイアミ生まれ)と、デイヴことデイヴ・プレイター( Dave Prater )(1937年5月9日、ジョージア州オシラ生まれ)によるR&Bデュオです。サムがテナー声部を、デイヴがバリトン声部を受け持っています。迫力ある歌声は”ソウル・ダイナマイト”あるいは”ダブル・ダイナマイト”の異名を取りました。
サムはマイアミでメロネアスの一員としてゴスペルを歌っていましたが、家族を養うためにポップスに転向し、ソロで歌う仕事を始めました。サムはキング・オブ・ハーツ・クラブで歌っている時にデイブと知り合い、サム&デイヴを結成しました。1960年にルーレットと契約して、1964年までヘンリー・グラヴァーの傘下でシングル盤を出しましたが商業的には不発でした。1965年にはアトランティックに移籍し、ジェリー・ウェクスラーがスタックスでの録音を手配したのですが、スタックスの経営者ジム・スチュアートがレコードを発売をする権利を要求しました。二人は作曲家兼プロデューサーのアイザック・ヘイズ、デヴィッド・ポーターと組み、メンフィスの一流ホーン・セクションが伴奏してヒットを連発しました。1966年「Hold On I'm Comin'」、1967年「When Something is Wrong with My Baby」、1967年「Soul Man」、1968年「I Thank You」、1969年「Soul Sister Brown Sugar」、1969年「Born Again」などのヒット曲があります。中でも「Soul Man」はミリオン・セラーを記録しました。1970年に解散し、サムはアトランティック、デイヴはアルストンと契約してソロ活動を始めたのですが、一年後に二人は再結成しUAレコードと契約しました。デイヴは1988年4月9日に他界しましたが、サムはソロとして活動を続け、2006年にはアルバム「Over Night Sensational」を発表しています。
日本にはサム&デイヴとして数回来日公演しています。
2011年7月26日、27日にサム・ムーアが来日公演しました。
ホールド・オン
サム&デイヴ
[収録曲]
  1. ホールド・オン
  2. 愛が欲しいなら
  3. アイ・テイク・ホワット・アイ・ウォント
  4. イーズ・ミー
  5. アイ・ガット・エヴリシング・アイ・ニード
  6. つらい想いをさせるな
  7. イッツ・ア・ワンダー
  8. ドント・ヘルプ・ミー・アウト
  9. ジャスト・ミー
  10. ユー・ゴット・イット・メイド
  11. ユー・ドント・ノウ・ライク・アイ・ノウ
  12. ブレイム・ミー
Sam & Dave - Hold On I'm Comin'
Very Best of Sam & Dave (Reis)
Sam & Dave
[収録曲]
  1. Hold On! I'm a Comin'
  2. You Don't Know Like I Know
  3. I Take What I Want
  4. Said I Wasn't Gonna Tell Nobody
  5. You Got Me Hummin'
  6. When Something Is Wrong with My Baby
  7. Small Portion of Your Love
  8. Soothe Me [Live]
  9. I Can't Stand Up for Falling Down
  10. Soul Man
  11. I Thank You
  12. Wrap It Up
  13. You Don't Know What You Mean to Me
  14. Can't You Find Another Way (Of Doing It)
  15. Everybody Got to Believe in Somebody
  16. Soul Sister, Brown Sugar
Sam & Dave - Soul Man
Sam & Dave - I Thank You