サニー・ボーイ・ウィリアムスン II世　Sonny Boy Williamson II

ブルース史上でサニー・ボーイ・ウィリアムスンと名乗るハーピストは三人です。作品上の優劣だけで比べると、こちらが優れているかも知れません。本名はアレック・ライス・ミラーです。1901年4月7日にミシシッピー州グレンドラで生まれたと言われています。ハープは7歳の時に吹き始めたらしい。1929年に初録音したと本人は言っていますが真偽のほどは不明です。
1930年代からキング・ビスケット・ボーイズというバンドに参加して活動し、1941年から始まったアーカンソー州ヘレナのラジオ局ＫＦＦＡの番組”キング・ビスケット・タイム”に、ロバート・ジュニア・ロックウッドと共に出演して、当時の彼らのヒップな演奏は南部一帯に影響を及ぼしました。1951年から54年にかけてトランペットからレコードを出し、その後、一時期ジャクソンのエイスにも吹き込みをしています。1955年にシカゴに行き、チェッカーから出した「Don't Start Me Talkin'」のヒットから、63年の「Help Me」のヒットまで、黒人層の強い支持を得ました。
1965年5月25日にアーカンソー州ヘレナを訪問中に亡くなっています。