Death Letter

「Death Letter」あるいは「Death Letter Blues」として知られ、サン・ハウス( Son House )の代名詞的な曲です。1965年の公演では、ナショナル製リゾネーターギターを弾き、銅製のスライド用具で演奏しています。歌詞は叙情性に溢れ、早朝に届いた愛する女性の死を知らせる手紙から始まります。そして、安置所に駆けつけ、冷却台の上に寝かされた彼女の姿を確認し、葬儀を済ませて帰途につき、太陽が沈んでから夜通し泣き明かす男の物語です。
ハウスの歌詞は、レッドベリー( Leadbelly )の「Death Letter Blues」やイシュマン・ブレイシー( Ishman Bracey )の「Trouble Hearted Blues」、ロバート・ウィルキンス( Robert Wilkins )の「Nashville Stonewall」、ブラインド・ウィリー・マクテル( Blind Willie McTell )の「On the Cooling Board」などを引用し混合して作られています。
この歌に影響されたスキップ・ジェイムス( Skip James )は、自身の曲「Special Rider Blues」を書き直しました。ヤンデック( Jandeck )は自身の曲「I Went Outside」に「Death Letter」から引用した歌詞を追加しました。マディ・ウォーターズ( Muddy Waters )は「Burying Ground」で同じ主題を扱いました。 キャプテン・ビーフハート( Captain Beefheart )は、彼らの曲「Ah Feel Like Ahcid」の中に多くを引用しました。