アルバート・キング　Albert King

米国のブルース・ギタリストで、本名はアルバート・キング・ネルソン( Albert King Nelson )です。1923年4月25日にミシシッピー州インディアノラで生まれ、すぐにアーカンソー州フォレスト・シティに移住しました。この地で音楽に触れ、1948年にはハーモニー・キング・カルテットというゴスペル・グループの一員としてプロ生活を始めました。1953年にシカゴのパイロットで「Bad Luck Blues」を初録音しています。当時はまだダウンホームな演奏スタイルでしたが、1956年頃から60年の中期頃までポピン、キング、カントリーなどのレーベルに録音を重ね、この頃には、よくうねるベンドを主体にした独特のフレージングでモダン・ブルースを作り上げています。その後、1966年にスタックスに入社し、ここで「Oh, Pretty Woman」、「Born Under A Bad Sign」などをヒットさせ白人層にも受け入れられました。1970年から80年代には、スタックス、ユートピア、トマト、ファンタジーと順調に録音を重ねています。そのスタイルは柔軟性があり、ソウルやファンクという時代の波を、ブルースの胃袋に呑み込んでいます。1992年12月21日にメンフィスで心臓発作により亡くなりました。日本には1978年、1989年にやって来ました。