アレサ・フランクリン　Aretha Franklin

”ソウルの女王”( Queen Of Soul )と呼ばれています。1942年3月25日に牧師でありゴスペル・シンガーのC.L. フランクリン( Clarence LaVaughn Franklin )の娘としてテネシー州メンフィスで生まれました。18歳の時に、ニューヨーク州バッファローに転居し、父親の持つ協会の聖歌隊で歌い始めました。12歳になるとデトロイトに移り、そこでも聖歌隊のリード・シンガーを務めました。2年後には父親のゴスペル・グループに加わり、各地を巡演して録音も経験しました。18歳の時にコロンビアからソロ・デビューし、数枚のシングル盤とアルバム9枚を作りましたが、コロンビアはアレサをサパー・クラブのスタンダード歌手に仕立て上げ、あまり注目されませんでした。1966年にアトランティックに移籍し、ジェリー・ウェクスラー( Jerry Wexler )が手配した Muscle Shoals Sound Rythm Section と組んでから才能が開花しました。翌年の1967年に発表した初シングル盤「I Never Loved A Man The Way I Love You」（邦題：「貴方だけを愛して」）がTop10に入るヒットとなり、同名のアルバムも2位となって、共にゴールド・ディスクを受賞しました。続いてシングル盤2枚目の「Respect」が1位となりグラミー賞2部門を獲得し、以降は「Baby, I Love You」、「Natural Woman」、「Chain Of Fools」、「(Sweet Sweet Baby) Since You've Been Gone」（邦題：「愛する貴方を失くして」）、「Think」、「The House That Jack Built」などのヒットを連発しました。1980年から2003年まではアリスタに所属し、「Jump To It」、「Get It Right」、「Freeway Of Love」、「Jimmy Lee」などのヒットがあります。現在は自身のレーベル、Aretha Records を設立しています。代表アルバムはアトランティック時代の3枚目「Lady Soul」が最高です。他に1967年「I Never Loved A Man The Way I Love You」、1967年「Aretha: Arrives」などがあります。1987年に女性歌手としては初めて”ロックの殿堂”入りを果たしました。2018年8月16日に膵臓癌のためミシガン州デトロイトの自宅で死去しました。