スティーヴ・アール Steve Earle

1955年1月17日にヴァージニア州フォート・モンローで5人兄弟の長男として生まれ、テキサス州サン・アントニオの北17マイルにあるシュルツで育ちました。本名はステファン・ファイン・アール( Stephen Fain Earle )です。11歳でギターを手に入れ、13歳の時には、シュルツ学区の年間タレントショウで3位を獲得するまでになっていました。14歳の時には、彼の偶像であるタウンズ・ヴァン・ザント( Townes Van Zandt )を探しに家出をしました。16歳の時に中退して叔父のニック・フェインと共にヒューストンに行きました。そこで、ついにタウンズ・ヴァン・ザント( Townes Van Zandt )に出会いました。その後、19歳の時にナッシュビルへ出て、さまざまなバンドで腕を磨きました。彼の最初の録音経験はガイ・クラーク( Guy Clark )のアルバム「Old No. 1.」です。「Desperadoes Waiting For A Train」という曲でベースを弾き、バックコーラスを歌っています。その後、ソングライターとしてRCAの一部門Sunbury Dunbarと出版契約を結び、エルヴィス・プレスリーのために「Mustang Wine」という曲を書きました。しかし、プレスリーはセッションには姿を見せず、この曲は後にカール・パーキンス( Carl Perkins )が録音しました。その後、一時的にテキサスに戻り、デュークス( The Dukes )というバンドを組んで活動しました。再びナッシュビルに戻ると、再びソングライターとして働き、1982年にはジョン・スコット・シェリル( John Scott Sherrill )と共作してジョン・リー( John Lee )が歌った「When You Fall In Love」がトップ10ヒットになりました。1982年から1985年にかけてはエピックのためにロカビリー曲を書きましたが、エピックは積極的に宣伝せず、成功しませんでした。しかし、1982年に発売されたソロ名義でのEP盤「Pink & Black」は、後の1986年に彼自身のアルバム「Guitar Town」に収録され、ソングライターとしての評価を高めました。1988年に「Copperhead Road」を発表した後、1990年に「The Hard Way」、1991年にライヴ盤の「Shut Up」と「Die Like a Aviator」を発表しましたが、彼の深刻な薬物中毒を憂慮したMCAは契約更新をせず、アールは音楽界から姿を消しました。その後、1994年にアールは麻薬所持で逮捕され刑務所に送られました。彼は順調に更生プログラムを修了し、1994年の終わりに仮釈放されました。1995年の「Train A Comin'」が復帰作です。1996年には自身のレーベルE2を作り「I Feel Alright」を発表しました。2000年代は、政治的な主張を盛り込んだ音楽に傾斜しました。2010年代には、回想録や小説の執筆などにも間口を広げ、音楽的な面では客演を迎えてのアルバム作りが多くなっています。その他のアルバムは、1997年「El Corazon」、2000年「Transcendental Blues」、2009年「Townes」などがあります。彼の功績は、ルシンダ・ウィリアムズ( Lucinda Williams )やウィルコ( Wilco )といったオルタナ・カントリーへの道を作ったことです。
Guitar Town
Steve Earle
MCA
[収録曲]
  1. Guitar Town
  2. Goodbye's All We've Got Left
  3. Hillbilly Highway
  4. Good Ol' Boy (Gettin' Tough)
  5. My Old Friend The Blues
  6. Someday
  7. Think It Over
  8. Fearless Heart
  9. Little Rock 'N' Roller
  10. Down The Road
  11. State Trooper (Live)
Steve Earle - Guitar Town
Steve Earle - Hillbilly Highway
Copperhead Road
Steve Earle
Geffen
[収録曲]
Disc.1
  1. Copperhead Road
  2. Snake Oil
  3. Back To The Wall
  4. The Devil's Right Hand
  5. Johnny Come Lately
  6. Even When I'm Blue
  7. You Belong To Me
  8. Waiting On You
  9. Once You Love
  10. Nothing But A Child
Disc.2
  1. The Devil's Right Hand
  2. Fearless Heart
  3. San Antonio Girl
  4. Nobody But You/Continental Trailways Bus
  5. My Baby Worships Me
  6. Wheels
  7. The Week Of Living Dangerously
  8. Johnny Come Lately
  9. Brown And Root
  10. I Love You Too Much
  11. It's All Up To You
  12. Nebraska
  13. Copperhead Road
  14. I Ain't Ever Satisfied
  15. Dead Flowers
  16. Little Sister
  17. Guitar Town
Steve Earle - Copperhead Road
Steve Earle - The Devil's Right Hand
El Corazon
Steve Earle
Wea Germany
[収録曲]
  1. Christmas in Washington
  2. Taneytown
  3. If You Fall
  4. I Still Carry You Around
  5. Telephone Road
  6. Somewhere Out There
  7. You Know the Rest
  8. N.Y.C.
  9. Poison Lovers
  10. Other Side of Town
  11. Here I Am
  12. Ft. Worth Blues
Steve Earle - Poison Lovers
Steve Earle - The Other Side Of Town
Steve Earle - Pancho and Lefty
タウンズ・ヴァン・ザント( Townes Van Zandt )の曲です。