リトル・ウォルター　Little Walter

デルタ色濃いハープ、アンプリファイド・ハープ、クロマティック・ハープ、ダブル・リード・ハープをこなし、多彩にして一流でブルース史上で最も影響力のあったハーピストです。本名はマリオン・ウォルター・ジェイコブスです。1930年5月1日にルイジアナ州アレクサンドリアで生まれ、1968年にシカゴで死去しました。
8歳の時からサニー・ボーイ・ウィリアムソンⅠを聞いてハープを吹き始め、12歳の時には金を稼いでいたと言われています。南部を転々としながらシカゴに渡り、1947年にオラ・ネールで初録音しています。この時はオサム・ブラウンというギタリストと一緒です。
その後1950年頃、マディ・ウォーターズやリロイ・フォスター達と組んでから才能が全開しました。1951年頃から使い出したアンプリファイド・ハープで、その地位を不動のものとし、数々のアーティストのバックを好演しました。ルイ・ジョーダンに影響された音色は垢抜けていて、”ミシシッピー・サキソフォン”と呼ばれています。
彼自身のヒット曲は「Juke」、「My Babe」、「Key To The Highway」などがあります。